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汗ばむ季節でも、着物でお洒落を楽しみたい。
そんなあなたへ。
「汗抜き」をすることで、単衣の着物、帯、襦袢がもっと快適になるんです。
今回は、私がおすすめする汗抜きで単衣着物を楽しむ3つの理由をご紹介します。
「汗抜き?なんか大変そう…」
そう思われた方もいるかもしれません。
でも、ご安心ください。
意外と簡単で、着物を長く愛用できる秘訣なんです。
1. 汗抜きで着心地が格段にアップ!
単衣の着物は、裏地がない分、直接肌に触れる面積が広くなります。
特に汗をかきやすい季節は、汗が着物に染み込みやすく、べたついたり、不快なニオイの原因になったりすることも。
そこで「汗抜き」です。
汗抜きをすることで、汗によるべたつきやニオイを軽減し、サラッとした着心地をキープできます。
想像してみてください。
風通しの良い場所で、サラサラの単衣の着物を着ている自分を。
きっと、心も体も軽くなるはずです。
- 汗をかいても安心。
- サラッとした着心地で快適。
- 着物でのお出かけがもっと楽しくなる。
2. 着物・帯・襦袢を長持ちさせる秘訣!
汗は、着物や帯、襦袢の生地を傷める原因の一つです。
汗に含まれる塩分やアンモニアなどが、繊維を劣化させ、変色やシミの原因になることも。
お気に入りの着物や帯が、たった数回の着用で傷んでしまうのは悲しいですよね。
でも、大丈夫。
汗抜きをすることで、これらのリスクを大幅に軽減できます。
汗抜きは、着物や帯、襦袢の寿命を延ばす、まさに「縁の下の力持ち」なんです。
- 汗による生地の劣化を防ぐ。
- シミや変色を予防。
- 大切な着物を長く愛用できる。
3. 自宅で簡単!汗抜き方法をご紹介
「汗抜きって、クリーニングに出さないとダメなの?」
いいえ、そんなことはありません。
実は、自宅でも簡単にできる汗抜き方法があるんです。
ここでは、自宅でできる簡単な汗抜き方法を2つご紹介します。
A. ベンジンを使った汗抜き
- 用意するもの:ベンジン、タオル、当て布
- 手順:
- 換気の良い場所で作業する。
- タオルを敷き、その上に着物の汗をかいた部分を置く。
- 当て布にベンジンを少量含ませ、トントンと叩くように汗を吸い取る。
- 乾いたタオルでベンジンを吸い取る。
- 風通しの良い場所で陰干しする。
B. 重曹を使った汗抜き
- 用意するもの:重曹、水、スプレーボトル、タオル
- 手順:
- 水に重曹を溶かし、重曹水を作る(濃度は薄めでOK)。
- スプレーボトルに重曹水を入れ、着物の汗をかいた部分に吹き付ける。
- タオルで軽く叩き、水分を吸い取る。
- 風通しの良い場所で陰干しする。
注意点
- 必ず目立たない場所で試してから行う。
- ベンジンを使用する際は、火気厳禁。
- デリケートな素材の着物や帯は、専門のクリーニング店に相談する。
これらの方法を試すことで、自宅でも手軽に汗抜きができます。
「でも、やっぱり自分でやるのは不安…」
そんな方は、無理せずクリーニング店にお願いしましょう。
着物専門のクリーニング店では、着物の素材や状態に合わせて、最適な方法で汗抜きをしてくれます。
プロの技術で、大切な着物を長く美しく保ちましょう。
いかがでしたでしょうか?
汗抜きをすることで、単衣の着物、帯、襦袢がもっと快適に、そして長く愛用できるようになります。
ぜひ、この夏から「汗抜き」を始めて、快適な着物ライフを楽しんでくださいね。
最後に、汗抜きに関するQ&Aをまとめました。
Q&A
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Q: 汗抜きはどのくらいの頻度でするべきですか?
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A: 着用頻度や汗の量によって異なりますが、目安としては、着用後毎回、もしくは数回着用ごとに汗抜きをすることをおすすめします。
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Q: 汗抜きをしないとどうなりますか?
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A: 汗に含まれる成分が生地を傷め、シミや変色の原因になります。また、ニオイの原因にもなります。
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Q: 汗抜き以外に、着物を長持ちさせる方法はありますか?
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A: 着用後は風通しの良い場所で陰干しすること、防虫剤を入れて保管することなどが挙げられます。
この記事が、あなたの着物ライフをより豊かにする一助となれば幸いです。
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